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まえがき−連載開始にあたって
皆様、初めまして。私はPASSJ運営委員の堀川明です。これからの連載を通じ、ACCESSからSQL Serverへのステップアップを目指して、皆様といっしょに 勉強していきたいと思います。どうぞ今後ともよろしくお願いします。

この連載開始にあたって、誰でも利用できる高信頼性データベース エンジンMSDEが、Accessプログラマに提供されていることに対し、私はマイクロソフト社に感謝します。

いまIT時代と叫ばれる世の中にあっても、データベース エンジンがITの桧舞台に役者として表立って登場する機会はあまりないでしょう。 にもかかわらず、データベース エンジンは、他の陰に隠れてIT技術を支える非常に重要な役柄を任されています。この役者の演じ方次第で、舞台全幕の評価が決まるともいえます。
解説 堀川 明

e-コマース サイトのように、Webページを使った商品注文の受け付けが日常的になった現在、Accessプログラマに対しても、データベースとWebページが連携するような Webアプリケーションを作成する技術が要求されます。さて、このような場面で、あなたはまだJetデータベース エンジンを使うのでしょうか?
ページアクセス数の予測がわからない、非常に不安要素の多いインターネット環境でも安心して使えるデータベース エンジンを、ぜひAccessプログラマの方は 選択して欲しいと思います。

最初はMSDEエンジンで構築し、アクセス数が増えてきたらマルチCPUコンピュータ環境に変更し(MSDEは2個のマルチCPUに対応している)、 さらに売上が増えてきたらSQL Serverに変更するというような方法で、アクセス数の増大に順次対応することができます。データベース アプリケーションは、 最初に構築したMSDE対応のものが、最後のSQL Serverバージョンまで、そのまま利用できることに大きな魅力を感じます。MSDEを利用すれば、アクセス数の 小から大まで柔軟に対応できるため、安心してWebアプリケーションに乗り出す勇気を与えてくれるでしょう。

ところで、Accessプログラマの方はご存知と思いますが、最初のアプリケーションをJetデータベース エンジンで開発するとどうなるでしょうか? アプリケーションの初期開発経費だけではなく、アクセス数の増大時にデータベース エンジンを変更するための経費と、2度も出費が必要になります。 トータルコストを抑える意味でも、MSDEという選択は有効なのです。

しかし、誰でも初めての物にはなかなか手が出せないのもよくわかります。MSDEを使おうと思えばそれなりの勉強が必要です。

そこで私は、Access中級プログラマの人を対象に、MSDEを始めとするSQL Serverの世界をチラっとでものぞいて欲しいと思ったのです。 1度でもそのすばらしさがわかれば、きっと製品を使う勇気が出てくるはずです。ぜひ私の連載を通してMSDEの世界を味わってください。
この連載では読者の方々に、1つのお約束を致します。

「できる限りTransact-SQL言語は使わない」

データベース技術者としてSQL言語は必要な知識です。しかし初めての物に触れる読者の方にSQL言語の文法を振りかざしても、勉強の負担が大きくなるだけで 逆効果です。SQL言語の学習はこの連載とは違うところで解説したいと思います。

また、この連載では、「SQL Server 2000 120日間限定評価版」の中に収録されている、Enterprise Managerなどの管理ツールを使います。評価版の入手が まだの方は、ぜひマイクロソフト社のホームページなどから申し込みをしてください。

それではさっそく勉強を始めましょう!









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