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ビジネスインテリジェンス ボードリーダー:木戸 隆福

毎月第2、第4木曜日はボードリーダーからのレポートを掲載いたします。
 
   

2004年6月10日
『BI がブレイクしきれない要因について』

全国的に梅雨入りしましたね。食あたりと転倒に気をつけてお過ごし下さい。

最近では利用者がレポートや OLAP ツールを使って能動的に判断するだけでなく、閾値に対して実績がどうであったか色やアイコンで分かりやすく表現したり、監視・メール通知を行ってくれたりと、気づかせる仕組みづくりも進んできています。BI への関心は高く、ツールも充実してきていますが、今ひとつブレイクしきれていない感が否めません。今回はその要因を考えていきたいと思います。

まず一つ目は「情報不足」だと思います。 BI に関する記事や書籍、広告・セミナー等を思い出してみてください。概念的なことやシステム概要くらいしか発信されないケースが多いと思いませんか。成功事例の詳細は得てしてユーザにとって機密情報であり、公開出来る部分はかなり限られてきます。また利用者個々人のノウハウに依存してくる部分が大きいため、なかなか表面化させる
ことが出来ません。どのように活用しているか分かりづらい現状があります。またアプリケーションに関連する書籍や研修が不足しており、テクニカルスキルのアップが難しいのも問題のひとつです。

二つ目は「環境」です。やりたいことはあるけれども、ニーズを満たすために必要なデータが存在していなかったり、分散しているデータを集めるためのネットワーク環境が整っていなかったり。システムやネットワークの再構築も絡んできてしまうため、導入するには敷居が高いという場合も多いようです。

三つ目は「提案力」です。 BI はオーダーメイドな側面を色濃くもつソリューションのため、システム提供側が効果的なデモデータやデモシナリオを用意できず、利用イメージや導入メリットをうまく説明できていないということが考えられます。漠然と「 BI っていいらしい」と思ってもらう程度では、費用対効果なんて全く見えてきません。また適切なソリューションが提供されていない危険性もあります。利用形態に応じたツールが選定されておらず、レポーティングの必要なセグメントに対しても OLAP ツールが提供され不便を感じさせていたり。機能は要件を満たしていても、詰め込みすぎてパフォーマンスが見合っていなかったり。悪いイメージがつかないことを祈るばかりです。

 

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