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2004年6月24日
『バージョンによるピボットテーブルの違い』
今回のネタであるピボットテーブルとは、大量の明細行を項目毎にグループ化し、クロス集計でデータ分析を可能にする機能で、ユーザーのニーズに応じて行や列の項目を自由に変えられることが最大の特徴と言えます。ピボットとは軸を中心として旋回することを意味し、レイアウトの変化していく様から名づけられたようですね。キューブを Excel で扱う時も、このピボットテーブルが基本となっています。
便利なピボットテーブルですが、 Excel のバージョンによって機能に差があることをご存知でしょうか。表計算として完成度の高い Excel ですので、多少古いバージョンでも満足されている方も多いかもしれませんが、ピボットテーブルを使うようになったら、ぜひ新しいバージョンへのアップグレードを検討してみてください。Excel 2000 と Excel 2002/2003 の間で随分と変化していますので、簡単に紹介していきたいと思います。
まず一つ目ですが、ピボットテーブルそのものの機能強化です。ピボットテーブル内で右クリックし、表示されるメニュー項目の中に[グループと詳細の表示] - [グループ化]というものがあります。これは選択した任意の行項目、または列項目をグループ化し、上位レベルとして集計値を求めることが出来る能なのですが Excel 2002/2003 ですとキューブに対しても行うことが出来るようになりました。(シートのデータから作成したピボットテーブルであればどちらのバージョンでも可能です。)
またページのフィールドにおいては[複数のアイテムを選択する]チェックボタンにチェックを入れることで、単一項目での絞り込みだけでなく、任意範囲での絞込みも行えるようになりました。(シートのデータから作成したピボットテーブルだと、どちらのバージョンでも不可です。)個人的にはこれが一番うれしい機能アップであり、ユーザニーズも高い機能です。
行フィールドと列フィールドも改善され、以前はページフィールドにしかなかった「すべて表示」が追加されています。
二つ目ですが、使い勝手の向上するフィールドリストが Excel 2002/2003 から追加されました。 Excel 2000 ではピボットテーブルツールバーの下部にフィールドが表示されていましたが、これが独立し、縦に一覧が表示されるようになり見やすくなっています。このフィールドリストであれば、キューブへアクセスした場合、ディメンションの階層構造がわかるようにレベルが展開表示されます。また、ピボットテーブルへのフィールド追加ボタンがついているため、従来のようにフィールドのドラッグ&ドロップ操作が苦手な方にも操作が容易になりました。
ピボットテーブルツールバーから実行できる内容も拡充され、グループ化や並び替えが行えたり、ドリルダウンした際現れる集計行の表示・非表示の切り替えも簡単に行えたりします。中にはメニュー名の変わったものがありますのでご注意ください。 Excel 2000 の「クライアントサーバーの設定」と Excel2002/2003 の「オフライン OLAP 」は、どちらもオフラインキューブファイルを利用してピボットテーブルを作成する機能になります。
今回のレポート作成に当たっては、 Excel で Microsoft MVP 認定を受けられている田中さんにもご協力いただきました。 HP では Excel に関する情報発信をしていらっしゃいますので、ご紹介しておきたいと思います。
OfficeTANAKA
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