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システム構築 ボードリーダー:小野 哲

毎月第2、第4木曜日はボードリーダーからのレポートを掲載いたします。
 
   

2003年2月13日
『Oracle から SQL Server へのマイグレーション』


 みなさんこんにちは、インフルエンザが流行っております。一家丸ごとイ ンフルエンザに感染し、みな起きられない状態が一週間も続いたという怖い話 をよく聞きます。みなさん、充分にお気をつけください。
  さて、今回は SQL Server とOracle のマイグレーションについての考察の第 二段です。SQL Server と Oracle との間でのデータベース移行のさいあらか じめ考慮しておきたい相違点を今回から何回かに渡って述べておきたいと思い ます。

●構造的な相違点

 データベースを移行するさい、まず押さえておきたいのはそれぞれの構造 の相違点です。構造が異なる点でデータベースの作成の手順や管理の方法が全 くことなるからです。

 Oracle はデータベースを構築するためにはまずはインスタンスを作成す ることから始めます。インスタンスとはデータベースの基礎となるオブジェク トの集まりのことであり、それはデータベースの種を作るものと考えれば分か りやすいでしょう。次にデータベースの枠組みである表領域を作成します。こ れはテーブルやインデックスやその他様々なオブジェクトを収容する枠です。 インスタンスと表領域、この二つの要素がデータベースの土台になります。そ の土台を構築した上でユーザは任意のテーブルを作成しユーザを作成しデータ を入れる準備が整うわけです。この作業は慣れないうちはとても大変なことの ように感じるものです。
 一方、SQL Server においては Oracle に比較するとデータベースの構造 はいくぶんかわかり安いものになっています。あらかじめシステムとして存在 する大もとのデータベースがあります。それはマスターDB といわれています。 ユーザはデータベースの作成用の SQL をたたくだけでデータベースを構築す ることができ、マスターDB を参照使用することであらゆる機能を使用するこ とができます。この点が Oracle と SQL Server における構造の違いです。 SQL Server のほうが簡単にデータベースを構築できるといってよいでしょう。

 この相違点はデータベースどうしのマイグレーションには大きな障壁はあまり 発生しないものです。むしろこれから述べるデータ型の違いや SQL文及びスト アードプロシージャの違いのほうが現実的な苦労を強いるものです。次回はそ のことについてお話をしましょう。



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