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システム構築 ボードリーダー:小野 哲

毎月第2、第4木曜日はボードリーダーからのレポートを掲載いたします。
 
   

2003年10月9日
『自然の力を蓄積できれば』

先日、ある TV のニュース番組で、スーパーキャパシタ(大容量蓄電が可能なコンデンサ)が取り上げられていました。日本のある企業が従来の技術と比較して何十倍の容量をもった量産モデルの開発に成功し実用化されたということです。コストの問題も量産効果によって極めて現実的なものになるそうです。近々実用化するだろうとは思っていましたが、意外にも早くその時がきのでびっくりです。新エネルギー関連の技術開発は速度が増していますね。

スーパーキャパシタは以前にもちょっとだけこの ML で触れましたが、とても夢のある技術です。たとえば太陽光や風力で発電した電池を非常に効率的にしかも極めて短時間に蓄電することができる。自然エネルギーで得た電力をスーパーキャシタに蓄積することで夜間でも自然エネルギーを使用することができるわけです。従来は蓄電を行うにはあまりにも設備が巨大でしかも効率が悪かったのですが、新開発のスーパーキャパシタは効率よく蓄電できかつ低コスト。そこに最近流行の燃料電池が補完用途として加われば鬼に金棒。現時点で日本国内の企業が保有する技術で十分にそのシステムは実現可能です。

たぶん 1 ・ 2 年先ぐらいから確実に「自然エネルギー+補完用燃料電池による独立型電力システム」がゆっくりと普及してゆくでしょう。生活のためのエネルギーを自給自足する豊かな未来がすぐ近くに来ているということです。

これは何を意味しているでしょうか。

みなさんはソフトウェア開発ないしそれに類する職業であるわけです。その選択が本当に正しかったと思う日がきっとくるでしょう。

私たち技術者はさまざまな電子的なツールで場所を超越して仕事環境を構築することがすでに可能です。つまり、どこにいても仕事ができる。この ML を読んでおられる方の中でも自宅で仕事をしている人などもいられるでしょう。地方にいながら東京の仕事をすることは今や常識です。場所を選ばない私たちの仕事をさらに推し進めていくと、たとえ無人島でも山の中でも独立型電力システムと高速通信回線さえあれば私たちは仕事をすすめることが可能です。そう考えるとドキドキしませんか?

太陽の光豊かな南の島で自分で食べるだけの少しばかりの野菜畑を耕し、あるいは自生する果実をもぎ採り、生活とパソコンに使用するわずかなエネルギーを太陽や風から還元し蓄積する。生活費が限りなくゼロに近い生活。それでいて環境に与える影響もゼロ。そんな中で、都内の会社と高速接続された VPN 回線でリアルタイムの TV 会議会議に参加しソフトウェアの開発状況を報告する…なんてことがすでに技術的に充分可能になったわけです。自然エネルギーとIT( .NET としてもよいでしょう)が作り出す環境にも人間にも最良にして究極の生活ってこういうことなんだろうな。と、思ったりしてます。

いけね。またシステム開発と関係のない話でした。

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