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Webテクノロジー ボードリーダー:小川 貢

毎月第2、第4木曜日はボードリーダーからのレポートを掲載いたします。
 
   

2003年1月23日
『SQL Server 2000 Service Pack 3 について』

今回は Web Services Enhancements for Microsoft .NET の情報を書こうか、 SQL Server 2000 Service Pack 3 について少々悩みました。

先日 (2003/1/21) リリースされたホットな SQL Server 2000 Service Pack 3 について書いたほうが有用かと思いますので、今回は SQL Server 2000 Service Pack 3 について書きたいと思います。

pml-security で紹介されていましたが、2003/1/21 付けで SQL Server 2000 Service Pack 3 が公開されました。
http://www.microsoft.com/japan/sql/downloads/2000/sp3.asp

SQL Server 2000 Service Pack 3 は今までの Service Pack と同様に
・データベース コンポーネント
・分析サービス コンポーネント
・MSDE 版
が用意されています。

※現時点 (2003/1/21) では SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE) 用の  Service Pack 3 は用意されていませんので、利用されている方はしばしお  待ちください。

上記の URL より必要な Service Pack をダウンロードして適用されれば、そ れでお終いかというと、今回の Service Pack は今までの Service Pack と は若干違います。

「データベース コンポーネント」を適用しようとすると

SQL Server 2000 SP 3 インストールに関する注意点
http://www.microsoft.com/japan/sql/downloads/2000/sp3install.asp

にあるようなダイアログが表示されます。

1.「すべてのデータベースで、複数データベースの組み合わせ所有権を有効  にする(お勧めしません)」をチェック入れるかどうかは現在利用されて  いるユーザの権限をどのようにされて利用されているかどうかによって変  わってきます。
 詳しくは「データベース コンポーネント」を展開したフォルダの
 「Books\setupsql.chm」から

 [基本インストール オプション]
  + [旧バージョンとの互換性]
  + [複数データベースの組み合わせ所有権に関する旧バージョンとの互換性]

   を参照してください。

 間違って「すべてのデータベースで、複数データベースの組み合わせ所有  権を有効にする(お勧めしません)」のチェックを入れてしまったり、後  で変更したいという場合は sp_configure の Cross DB Ownership  Chaining オプションにて変更可能です。
 値を 0 にした場合は新しいセキュリティモードにて動作し、値を 1 にし  た場合は今までと同じモードで動作します。

 例)
 EXEC sp_configure 'Cross DB Ownership Chaining', '1'; RECONFIGURE
 GO

 また、データベースレベルで複数データベースの組み合わせ所有権に参加  させたい場合は sp_dboption の db chaining オプションを TRUE にしま  す。
 ※ SP3 を適用した場合デフォルトでは複数データベースの組み合わせ所有   権に参加できないように設定されているようです。

 例)
 EXEC sp_dboption 'Northwind', 'db chaining', 'true'
 GO

2.「Microsoft Search をアップグレードし SQL Server 2000 SP3 を適用す  る(必須)」のチェックは必ず入れる必要がありますが、フルテキスト検索の  カタログサイズなどによっては非常に時間がかかるケースもありますので、  そういった場合は「Books\setupsql.chm」から

 [基本インストール オプション]
  + [旧バージョンとの互換性]
  + [フルテキスト検索と Microsoft Search の旧バージョンとの互換性]

 を参照してください。

3.「重大なエラー報告を自動的に Microsoft に送信する」は SQL Server 上  で重大なエラーが発生した際にメモリダンプを送信するという機能を有効  にするかどうかです。

 こちらのチェックを入れなくとも Service Pack 3 を適用した後で SQL  Server Enterprise Manager から Service Pack 3 を適用した SQL Server  を右クリックし、プロパティを表示させると「全般」の中に新たに「エラー報告」が追加されて、有効にするかどうかのチェックが入れられるように  なっています。

ここまで、今までの Service Pack とは違う点を書きましたが、Service Pack 3 を適用するにあたり、必ずバックアップとテストできる環境があれば、 そちらから適用されて、十分なテストを行ってから本番環境に適用してくだ さい。

本原稿は、Service Pack 3 で権限周りが変更されてデータベースアプリケー ションでエラーになってしまった方がいた場合の参考になればと思います。
※変更点だけを追っていますので、詳細はまた検証したいと思います。





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