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「資格を取ろう!」掲示板 ボードリーダー:配島 浩

毎月第2、第4木曜日はボードリーダーからのレポートを掲載いたします。
 
   

2003年6月26日

『PMP 資格について』


私はエンドユーザ企業の情報システム社員であることもあり、技術そのもの以上 にシステムのプロジェクトの管理運営について、常日頃から悩むことも多く、去 るデベロッパーサミット(このネタばかりですが)においてプロジェクトマネー ジメントに関心がありましたので、PMP 関連のセッションに参加しました。

「今なぜプロジェクトマネジメント?〜 PMP への道」
(株)オープンシステムエンジニアリング 亀山 信昭 氏

別のセッションでも、ITシステム構築において、一番重要であり、困難なのが 「要件定義」のフェーズであること、ここをしっかり遂行できるプロジェクトマ ネージャ(以下 PM )は非常に少なく希少な存在であることなどを勉強しました。
また、本セッションでは多くのプロジェクトの失敗が PM のスキルに依存してい ること、IT 関係者の中でPM力が非常に課題になっていることなどを知りました。
そこで、今回は翔泳社の「 PMP 教科書」をもとに「 PMP 資格」について調べて みました。

PMP 資格とは 1969 年に設立されたプロジェクトマネジメントに関する国際的な プロフェッショナル協会が実施及び認定している国際資格であり、2002 年 10 月に約 5 万人の取得者がいるそうです。
本試験出題内容は非常に幅広く、かなりの PM としての実務経験とその際きちん と「 PM 」として手法を理解し実践しているかが試される試験といった内容でし ょうか?
実際には PMP は米国で構築した試験であり、翻訳であることもあってか、私に とっては、とても馴染みにくい方法で書かれており、(ある企業の事例をストー リー仕立てに引用したり、アメリカンチックな分析と発想でのマネジメント手法 に依存していたりと)理解するのに苦労しました。また、「 PMP 教科書」は対 象項目のポイントが整理されているもので実際にはプロジェクトマネジメントの 知識体系ガイドである PMBOK に併用して勉強することが推奨されていますです ので、本試験を受験される方は別途 PMBOK の翻訳版である「 A Guide to the Project Management Body of Knowledge, 2000: Official Japanese Translation 」Project Management Institute (著)もご用意する方がよいと思 われます。

詳細内容は、
第 1 章 プロジェクトとプロジェクトマネジメント
第 2 章 プロジェクトの立上げ
第 3 章 プロジェクト憲章
第 4 章 スコープ記述書とWBS
第 5 章 資源計画と見積り
第 6 章 プロジェクト計画のコントロール
第 7 章 プロジェクト計画の作成
第 8 章 プロジェクトチームの育成
第 9 章 プロジェクトの実績の測定とコントロール
第 10 章 変更管理
第 11 章 プロジェクトの終結
第 12 章 プロフェッショナル責任

試験はアールプロメトリック社で行われるコンピュータ試験で全て 4 択方式。
出題数は約 200 問で試験時間は4時間、合格点は 137 点以上のようです。
出題範囲と内訳(これは変わるのかもしれませんが…)は
「立上げプロセス」から 17 問
「計画プロセス」から 47 問
「実行プロセス」から 47 問
「コントロールプロセス」から 46 問
「終結プロセス」から 14 問
「プロフェッショナル責任」から 29 問
と記述されています。
また、資格の維持が必要だそうで、3 年ごとに 60PDU なるポイントを取得する 必要があります。詳しく知りたい方は下記 PMI のサイトで調べて見てください。
http://www.pmi.org/

「 PMP 教科書」を読んでみて、実際にはポイントとして記載されているそれぞ れの手法の詳細な内容を知ることでプロジェクトマネジメント手法を勉強できる のを期待していたのですが、詳細については本書には記述がないので別途、 PMBOK なり、その他の参考書籍を読む必要がありそうです。
例えば「期間見積りの技法」では「アクティビティ定義プロセス」、「アクティ ビティ順序定義プロセス」、さらに「プレシデンスダイアグラム法」「アローダ イアグラム法」「条件ダイアグラム法」などの概要の記述がありますが、詳細の 内容については記述されていないので習得するには別途、参考書籍が必要になる といった具合です。但し、IT のプロジェクトの立上げから構築までの一連のマ ネジメントについてまとめられており、「これらの手法が活用できるのか」的な 確認や体系的なまとめには参考になりました。
本書にはリーダーシップやコミュニケーションスキルなど人間ファクターについ ての記述も当然されており、やはり「プロマネは本当に大変な職業なのだなあ」 と思い知らされました。

尚、PMP/PMBOK につきまして、Google で調べていたところ、下記サイトの記述 をみつけましたのでご参考まで。
http://allabout.co.jp/career/swengineer/closeup/CU20021125A/

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