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| Business Intelligence Day 2002 参加レポート
ビジネスインテリジェンス
ボードリーダー
木戸 隆福 |
企業データの活用に期待が高まっていく中、ビジネスインテリジェンスの実践方法を中心に据えたイベント「 BI DAY 2002」が開催されました。「
BI for the Masses 」をキーワードとして、午前にキーノート、午後は3トラック( BI プラットフォーム、 BI
クライアント、 BI ソリューション)合計12セッションが用意され、大勢の方が来場していました。会場には「 Ask the
Expert 」と題して、マイクロソフトのサポートプロフェッショナルへ質問出来るコーナーもあり、セッションの合間は常に人だかりが出来ていた模様です。個人的にはそれらに加え、
Bill Baker 氏へのプレスインタビューに同席させてもらい、直接質問する機会に恵まれました。
キーノートでは SQL Server 開発部門 BI テクノロジー責任者である Bill Baker 氏が講演し、BI
の導入メリットや課題、 SQL Server の変遷、マイクロソフトの BI ソリューションの優位性などを紹介し、「マイクロソフトのビジネスインテリジェンス戦略」を
- 社員一人ひとりの意思決定に BI を提供することにより、 BI の効果や ROI(費用対効果)を最大化する
- 包括的な BI プラットフォームの提供を行う
- BI リーダーとして認識され、最速の成長を遂げている
とまとめています。またその中で、目指すべき BI のゴールとして以下の3点を掲げていました。
- 全従業員のサポート
- パートナーおよび顧客とデータや分析の共有
- 中小規模企業の取り込み
1点目は、今まで企業内のエグゼクティブやアナリストの領域のように捉えられてきた BI を、全従業員に広げていくというものです。戦略的価値は低いものの意思決定数が多い現場の質をあげることや、ボトムアップに向かうことによって、企業の業績を最大化させるという主張に同感します。またそのためには利用者が増加していく中で、
BI の使用を意識させずにメリットを享受させる仕組みづくりが重要としていました。今回のイベントで BI は敷居が高くて手が出せないというイメージの払拭が進み、
BI 市場の活性化に繋がることを期待しています。2つ目はデータや分析結果をWebサービス( XML for Analysis
等)によって企業間共有し有効活用していこうというものです。3つ目は中小規模の企業に対して BI の積極的な導入提案を行っていくというものです。「
BI は誰にでも簡単にはじめられること」と、午後のクライアントセッションでは EXCEL 等の馴染みのあるツールでデータ活用を行う方法をとりあげていました。また、今イベントの参加者にはデータ分析の入門となるような資料なども配布され、
BI をより身近なものにしようとする姿勢がうかがえます。
スピーチの中では残念ながら、コードネーム「 Yukon 」と呼ばれている次期 SQL Server の BI ソリューションについては、あまり具体的な情報提示がありませんでしたが、その分
SQL Server Accelerator for BI (以下 SSABI )の紹介が大きく行われました。SSABI は
BI アプリケーション構築の作業負荷を軽減するツールとして、分析用Excelブックに必要なデータを入力していくだけで、データベース定義の自動化、キューブ定義の自動化、ETLプロセス構築の省力化、が実現します。分析フレームワークの提供や日本版の独自機能として、非常にニーズの高かった会計年度への対応、半期対応、上中下旬への対応も行われているようです。
午後のプレスインタビューには、技術顧問の梅田氏、ボードリーダーからは私と、河端氏、小川氏、配島氏が参加しました。終始和やかな雰囲気で進んだインタビューでしたが、
Bill Baker 氏の受け答え一つひとつからは BI そして SQL Server にかける情熱が伝わってきました。ボードリーダーからもいろいろと質問をさせていただきましたが、その一部をここで紹介したいと思います。
--マイクロソフト認定のビジネスインテリジェンスに関する資格はありますか?
アメリカにはありますので、いずれ日本でもやることになるのではないでしょうか。
BI にはこの他にサービスパートナーに対する認定制度もあります。
--BI に携わる技術者に必要と思われるスキルは何でしょうか?
基本的なスキルとしては、ディメンショナルモデリングを理解することです。ビジネスよりなスキルとしては、業界知識やユーザの業務を理解し、それをデータベースやキューブデザインに反映させる能力です。
--SSABI の日本版追加機能を次期バージョンで製品に組み込む予定はありますか?
組み込む予定はあります。
今後は、幅広い顧客ニーズを満たせるように、コアとなる技術はもちろんのこと、今回参加できなかった関連ソリューションやサードパーティソリューションのセッション内容もフォローしていかなくてはと感じています。
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