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予想を上回る豪華で濃いプログラムに感激

ノバシステム株式会社 代表取締役社長
尾高 保

レセプションパーティ

はじめにコンファレンスのご紹介など
こんにちは、皆さん。私は今回のイベントレポーターを務めさせていただきます、PASSJ会員の尾高です。よろしくお願いします。

さて、先日11月22日(木)に東京赤坂の赤坂プリンスホテル「五色」で『PASSJ Conference 2001』が開催されました。このWebサイトを初めてご覧になった方の中には、「PASSJってあまり聞き慣れないなぁ」と思われる人もいると思います。それもそのはず、PASSJは昨年誕生したばかりの団体なんです。実は米国には以前よりPASS(Professional Association for Sql Server)というSQL Serverのユーザー団体があります。昨年、これにならって日本で旗揚げされたのがPASSJというわけなんです。今回のコンファレンスは、このPASSJの会員を対象に催されたものです。

全体の印象をひとことで言うと「予想を上回る濃い内容!」
ということで、今回のPASSJ Conferenceの感想です。いや〜、実はこんな事いうと怒られますが、来る前までは私も「しょせん無償のカンファレンスじゃないか。セッション内容より、問題はお土産だな。」などと言う気持ちだったんです。ところがふたを開けると、これが予想を上回る充実した内容だったんですね。

まず、目玉商品はなんと言っても黒船来襲、いえ米国から迎えたKalen Delaney氏、Kimberly Tripp-Simonnet氏という人気トレーナーのセッションでしょう。このお二方の担当したテクニカルなセッションは、大変見ごたえ(聞き応え)のあるものでした。英語での講義ですが同時通訳もついて内容はバッチリです。(同時通訳ですよ、同時通訳。テレビの国際会議の報道などでVIPが耳につけている、あの同通レシーバーを使うんです。なんだか偉くなったような気がしませんか?)もう、コレだけでも参加した甲斐があったというものです。

この黒船に対して、国内の講師陣もトップインストラクターをそろえてのお出迎えです。NECの山崎明子氏、アスキーNTの熊澤幸生氏をはじめとする著名な講師陣が、内容充実のセッションを披露しました。こちらは当然日本語です。同時通訳の後ではホッとします (しかし日本は恵まれています。高度な技術を自国語で学習できる国は、ヨーロッパ言語圏以外ではそう多くは無いですから。ふと、そんなことを思ってしまいました) 。

しかしまあ、なんと言う豪華な顔ぶれなのでしょう。はっきり言ってこれ、普通はお金を払わないで受けられる内容ではありません。なにしろ某インストラクターみずからいわく、「こんな事というと怒られちゃうけど『この前あった、ある著名有料カンファレンスより内容が濃いくらい』って仲間内で話していたんですよ」とレセプションで話してくれたほどです。

セッションでは、教えることについても考えさせられた
私は会場へは9時10分くらいに着いたのですが、もう既に3割ほどの入りでした。
会場は恐らく1,000人以上収容できる規模であり、大型のプロジェクタースクリーンが5面も! 本当に壮観な眺めでした。私は仕事柄、国内の主要な技術カンファレンス、イベントにはほとんど顔を出しますがこの規模はめったにありません。

といっても、一日中この規模で行われたのではなく、午後はこのスペースを2:3に区切り、小さいほうでは「アーキテクチャトラック」の、大きいほうでは「エンタープライズトラック」の各セッションが行われました。

私はほとんど「アーキテクチャトラック」に居たのですが、やはり米国から迎えた2氏のセッションには感心させられました。本当に噛んで含めるような進め方なんです。重要なポイントは、何度でも前に戻って同じ説明を、しかも若干違った解説で行います。「全体を流して説明する」というポリシーなのではなく、「全体を覚えてもらう必要はない。重要なところを確実に覚えて帰ってもらいたい。」といったポリシーで講義をしているように感じました。これが全体のメリハリにもなり、また反復練習にもなるのでしょう。私も教える側に立つこともあるのですが、大変考えさせられるところがありました。

せっかくのレセプションパーティー、もっとどんどん話そうよ!
今回は、一日しかなかったためか、かなりの強行軍となってしまったようです。仕事と割り切れば、「こりゃ残業代を貰わないと割が合わんな」というところですね。でも内容の濃さを考えれば、参加を許してくれた上司には感謝した人も少なくなかったと思います。

時間的に詰まっていたためか、通常はセッションの中にある質疑応答の時間が省かれ、これをレセプション会場で行おうとなったのです。その名も「Ask the Speaker」。直訳すれば「講演者に訊け!」とでも言うところでしょうか。軽食(食欲旺盛で、重く取っていた人もいたようですが……)を取りながらのセッションです。

食事をしながらのリラックスした雰囲気はなかなかでしたが、すこし残念なこともあります。Kimberly氏とレセプションで話した時に、私が「米国だったらこういう席では、講演者は質問攻めになってしまうんじゃない?」と聞くと、「そうねぇ。もっと質問してほしいわ。確かに日本人は少しシャイだとは感じるわ。でも言葉の壁のせいもあるんじゃない?」といっていました。私もそう思うんです。そもそも言葉の壁は無くとも、本題が終わるとさっさと帰っちゃう人が多すぎますよね。
こういうカンファレンスは講師陣やその他の参加者とも交流できる、またとない機会なのです。参加者は皆PASSJの会員で、このカンファレンスはユーザーグループの会合でもあるのですから、もっとたくさんの人にレセプションに参加して交流を深めて欲しかったと思います。折角の機会がもったいないですよ。(お料理もおいしかったのに、もったいないなあ…。)

ではまた次回、お会いできるのを楽しみに
なんと言うか、イベントの印象をだらだらと綴っただけの拙いレポートとなってしまいました。しかし、多少なりともイベントの雰囲気を感じ取っていただければ幸いと思っています。
それではまた、次回のPASSJカンファレンスでお会いできることを楽しみにしております。

☆事務局からひとこと
コンファレンスの模様をユーモラスな筆で語ってくださった尾高さん。ご本人いわく「ソフトハウス経営者、現役エンジニア、テクニカルライターの三足のワラジをはく」という多才な方です。当日もせっせと会場を歩き回り、文中にもあるようにスピーカーや参加者と、さかんにコミュニケーションをとっておられました。また次回のカンファレンスにも、きっとレポーターとして名乗りを挙げてくださることでしょう。

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