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<PASSJ会員レポート> 
PASSJ Conference 2006 「 DBA-02 」レポート
タイトル: グラス片手にデータモデリング実践
講師:梅田 弘之( PASSJ 技術顧問)
14:30 〜 15:45                            

<レポーター> 清家秀哉

【イベント全体に関して】
私に割り当てられたレポートは、DBA-02 の
「グラス片手にデータモデリング実践」のまと
めである。
講師は GRANDIT の開発者として有名な
梅田弘之先生で、教科書的な話は避けて、
気楽に現場で役立つ設計 ノウハウを体得
してほしいということであったが、私の能
力不足のせいでなかなか理解できない点
も多かった。
特にデモ画面は動きが早く、文字が小さく、             講師:梅田 弘之氏
一部分を見 ているとすぐ次の画面になって
しまって、追いつかない ことも多かった。
テキストにも書いてあることであるが、このセッションは 準備編と考察編から成っており、
準備編は五つのパートから成り、考察編は 14 のパートから成っている。

準備編では、このセッションの対象として SQL Server の「 Northwind 」データベースを
取り上げ、 その基礎となる ER 図( Entity - Relation Chart )との相互関係についての
説明に始まり、運用の 便宜上 ER 定義ファイルの論理名を日本語に変換するプロセス
が紹介された。
次に個々のデータ・アイテムであるアトリビュートを共通の要素にまとめ るドメインの活
用について 説明があり、さらに ER 図の記載事項が多すぎ、一つのモデ ルに入りきら
ない場合は、モデルの 一部をコピーして別シートに移す操作が行われる。
例えば受注関係のエンティティ(受注、受注詳細、顧客、 従業員、運送業者、製品、
カテゴリー、 供給業者等)をまとめてサブモデルとして切り出す。 メインモデルとサブモ
デルにおける属性情報は同機しているが、 ER 図のレイアウト情 報は相互に独立して
いる。
準備編の最後として、リレーションの設定について説明がなされた。
リレーションとは読んで字のごとく、複数のエンティティの関係の表示である。
リレーションは、複数のエンティティを連結する線によって表示されるが、リレーションの
タイプとして依存 型と非依存型とがあり、それぞれ実線と破線で示される。リレーション
の表示が線だけでは分かりにくい という向きは、簡単に両エンティティの関係の説明を
付記する。

以上で準備編が終わり、考察編に入る。

1.データ型の使い方
でーたがたを有効に使用することはデータベースの便利な活用につながるが、方の種
類は少なくし、使い方を統一することが望ましい。その見地から梅田先生は独自の方
針を確立している。

2.伝票の自動採番
Oracle では単独オブジェクトの一連番号となっているが、 SQL Server と Access で
は列の属性別の自動採番となっており、採番用テーブルを使って自動的に種類別
の番号が付与される。

3.Unicode の使用について
各国語の文字の使用に効果的だが、実際にはメリットは多くない。

4.制約の使用について
いくつかの制約の種類があるが、選択に注意が必要。

5.インデックスの設定について
インデックスの設定についても注意が必要で、やたらにインデックスを増やすと更新パ
フォーマンスが悪化する。

6.明細テーブルの設計
明細テーブルの主キーどのように扱うか注意が必要。

7.正規化と非正規化の選択
データを分割したり整理したりするか、場合によっては正規化を戻し、パフォーマンス
を維持する。

8.マスターとトランザクションの名称
トランザクションの名称は分かりやすく付ける。

9.マスタを履歴で持つ
部門マスタ、商品(価格)マスタ、銀行マスタ等変更の多いマスタは、履歴付きで保持する。
(効果) マスタが変更されても、その時点の情報が保持される。
(問題点)アプリケーションが複雑になる。
マスタ参照のパフォーマンスが悪くなる。

10.論理削除か物理削除か
マスタデータとトランザクションデータに区分して考察する必要がある。
売上データなどの場合は赤黒伝票処理で、物理削除はしない。
(11.〜13.時間の関係で省略)

14.階層構造のテーブル設計
最後のパートでは、データベースを階層構造のテーブルにすることが有効であると
説明された。一般の非階層構造のデータベースでは再帰検索が必要になったりし
て、パフォーマンスがよくないが、階層型のシステムでは一発で検索が可能である。

以  上

PASSJ Conference 2006 with VSUG の ページ
「PASSJ Conference 2006レポート DBA-03」(今井 文男さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-01」(Lemonさん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-02」(小野 剛さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-03」(國里 康典さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-01」(日比谷 貴昭さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-02」(戸川 大輔さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-03」(山田 直樹さん)

 


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