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<PASSJ会員レポート> 
PASSJ Conference 2006 「 DBA-03 」 レポート
タイトル:基幹系 SQL Server の構築とチューニング、 SQL Server 2005 移行の留意点 
講師:熊沢 幸生(PASSJ理事)
16:00 〜 17:30

<レポーター> EMC コーポレーション 今井 文男 

DBA-03
今回、初めて PASSJ のセミナーに参加しま
した。
午後からの出席だったのですが、最初に受
講した長崎さんのセッションから、セミナー自
体の内容の濃さに驚きました。
当日は、セミナー会場がほとんど埋まるほど
の人出だったのですが、納得がいきます。
さて、当日の最後のセッションの1つである熊
澤さんのセッションも満員御礼という形で始ま
りました。                                 講師:熊沢 幸生氏
このセッションを受講した動機は、たまたま仕
事の都合で SQL Server 2005 のベンチマーク
を行った後だったので、その作業の中で至らなかった点やより広い知識を身につけたいとい
うことでした。

セッション内容は、経験を元にしたパフォーマンス悪化要因の列挙、チューニングサービス
の実例、 SQL Server 2005 で拡張されたパフォーマンスカウンタおよびその Demo という
形で行われました。また適宜、 SQL Server 2000 との比較が盛り込まれていました。

最初は、SQL Server 2000 と 2005 の内部(モジュール)構造の比較から始まりました。
特に SQL OS (従来は UMS ( User Mode Scheduler )と呼ばれていた部分)に着目し、
スケジューリング機能についての説明が多かったため、話のとっかかりとして何でその
ような小難しい話なのだろう?と思っていました。 しかし、後から振り返ると熊澤さんの
チューニング手法は、SQL Server を通常の OS と見立てて、その中で wait している
プロセス(スレッド)を極力減らすことによって、性能向上させようとするものであるので
納得がいきます。

もちろん、他にもパフォーマンスに与える要因として大きいものとして
・ サーバの構成( HW / SW など)
・ 不適切なクエリーと DB 設計
・ 不適切なインデックス定義
・ 不適切なオプテマイザ・プラン

などを挙げられていましたが、 SQL Server 2005 で拡張されたパフォーマンスカウンタ(シ
ステムテーブル 内部にある情報)を駆使して WAIT スレッドを見つけ、これまた 2005 で
拡張された WAIT が発生する要因を記述するコードに基づき、 sp_configure の設定値を
微調整することで WAIT を解消していくという姿勢に深く感銘を受けました。

事例では、 sp_configure の設定を忘れていて、使えるべきメモリが使えなくてシステムが
停止していたケースの 具体的な改善方法や、 SQL 文のコンパイルによる CPU の浪費
があったケースについて説明がされました。

そして、 SQL Server 2005 で注意すべきこととして、 Temp DB の IO に注意することを特
に強調されていたと思います。
なぜなら SQL Server 2005 の新機能( snapshot isolation など)が裏で Temp DB を使用
しているので、知らずに 使っているとすぐにボトルネックになる可能性があるということでし
た。また、SQL Server は CPU がマルチコア化されてもライセンス料には変更がない、と
いうユーザーにとってうれしい情報などもあり、盛りだくさんのセッションでした。
受講を終えて、当初の目的が十分達成されました。
また世の中にはすごい人がいるんだなあ、と少々興奮気味でした。
あまりにも受講者が増えすぎると、座席の確保が困難になるのですが、 PASSJ セミナー
はお勧めです。  

 以  上

PASSJ Conference 2006 with VSUG の ページ
「PASSJ Conference 2006レポート DBA-02」(清家 秀哉さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-01」(Lemonさん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-02」(小野 剛さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-03」(國里 康典さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-01」(日比谷 貴昭さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-02」(戸川 大輔さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-03」(山田 直樹さん)

 


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