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<PASSJ会員レポート> 
PASSJ Conference 2006 with VSUG  「 Developer - 03 」 レポート
タイトル: Visual Studio 2005 と ADO.NET 2.0 で変わるデータベース
      アプリケーションの世界と CLR
講師:山崎 愛(グローバル ナレッジ ネットワーク株式会社)
16:00 〜 17:30

<レポーター> 山田 直樹  

Developer - 03
Visual Studio 2005 と ADO.NET 2.0 では、
GUI 操作によるデータベースアクセス機能
がより強化されている。
また、新しいデータアクセスコントロールや
データアクセスコンポーネント、トランザクシ
ョン制御機能など追加されており、これらを
うまく組み合わせることで、より生産性ある
いは柔軟性の高い開発が期待できる。
 そこで Developer-03 セクションの[ Visual
Studio 2005 と ADO.NET 2.0 で変わるデー              講師:山崎 愛氏
タベースアプリケーションの世界と CLR ]で
は、 Visual Studio 2005 と ADO.NET 2.0 を使用し、 Windows アプリケーション・ Web アプリ
ケーション・ Office アプリケーションのデモを交えながら、 ADO.NET 2.0 で抑えておきたい
ポイントと SQL CLR についてのプレゼンテーションが行われた。

【 ADO.NET 2.0 で抑えておきたいポイント】

■ GUI ベースのデータアクセス
《 1 》 Windows アプリケーションのデモ
Visual Studio 2005 の新機能であるデータソースを利用することで、 Windows アプリケーシ
ョンを作成するデモが行われた。
データソースは、 Visual Studio 2005 上でデータベースのリレーション設定などを行えるもの
であり、 Windows フォーム上にドラッグ&ドロップするだけで容易にデータベース情報を読み
込ませることが可能なツールである。
また、ドラッグ&ドロップをする前に Data Grid View コントロール( Data Grid View は従来の
Data Grid を多機能にしたものであり、プロパティからセルをコンボボックスにしたり、一行づ
つ背景色を変更したりすることができる。)を選択することも可能であり、これを使用すること
でデータベースの情報をコーディング無しにバインドすることができることがデモを通して確
認できた。

■ Web アプリケーションのデモ
Grid View コントロールを利用し、データベースのバインドデモが行われた。
Grid View コントロールは、 Visual Studio 2005 で新たに追加されたコントロールであり、
GUI ベースで容易にデータベース内の情報をバインドすることができる。
また、従来の Data Grid よりも使い勝手が向上しており、 ADO.NET 1.0 ではページング機
能はコーディングする必要があったが、 ADO.NET 2.0 では GUI からプロパティを変更する
だけでページング機能の実装が可能となっていた。
さらに、 Grid View コントロールは GUI ベースで設定するだけで、 Grid View コントロール同
士の連携も可能であった。

■ Office アプリケーションのデモ
Visual Studio 2005 Tools for the Microsoft Office System ( VSTO )を利用してアクション
ペインをエクセルに実装する Office アプリケーションのデモが行われた。
デモでは、アクションペインで選択された商品が予め作成されたエクセルの発注書に追加さ
れるという内容であった。
アクションペインには Windows アプリケーションと同様にデータソースを利用することで、デー
タベース内の情報をバインドしていた。但し、アクションペインをエクセルに表示するには、以
下のソースをコーディングする必要がある。
[ VB ]
Dim customPane As new UserControl1()
Me.ActionPane.Controls.Add(CustomPane)

《 2 》データアクセスコンポーネント
従来の ADO.NET 1.0 および 1.1 では存在していなかった Table Adopter が ADO.NET 2.0 から追加された。 Table Adopter は Data Set と一体化させることができ、従来面倒だったパラメータ化されたクエリの実行も GUI で行えるようになったことが確認できた。

《 3 》トランザクション制御
従来のトランザクション制御には、
・データベーストランザクション
・マニュアルトランザクション
・自動トランザクション
の 3 種類あったが、どのトランザクション制御もメリットとデメリットがあった。
特に自動トランザクションは便利だが、 COM +カタログ登録などの作業が煩雑であり、
ASP.NET では GAC ( Global Assembly Cache )への登録が必要であった。
そこで、 ADO.NET 2.0 では自動トランザクション制御が新しくなり、 COM +カタログ登録や
GAC への登録が不要になったことが確認できた。

【 SQL CLR 】
従来の .NET でのプログラミング方法では、ストアドプロシージャを利用する場合、 Transact
-SQL のみしか利用できていなかったが、 SQL CLR により VB と C# を用いて SQL プログ
ラミングが可能となった。
プレゼンテーションではその実装手順のデモが行われた。

【所感】
 Visual Studio 2005 ではデータベースの情報を扱うためのコントロールが多数追加されて
おり、単純にデータベース内の情報を表示するような簡単なアプリケーションならコーディン
グをせずに GUI でプロパティを変更するだけで、実装可能であることがデモを通して感じら
れた。
プレゼンテーションでは、プロジェクトの作成からデモを行っていたので、大変分かり易く、
とても有意義な時間を過ごすことができたと感じた。

以  上

PASSJ Conference 2006 with VSUG の ページ
「PASSJ Conference 2006レポート DBA-02」(清家 秀哉さん)
「PASSJ Conference 2006レポート DBA-03」(今井 文男さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-01」(Lemonさん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-02」(小野 剛さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Advance-03」(國里 康典さん)
「PASSJ Conference 2006レポート Developer-01」(日比谷 貴昭さん)

 


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