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<PASSJ会員レポート> 

Tech・Ed 2005 Yokohama レポート

株式会社イディア・システム 柳澤 和佳子

昨年夏から PASSJ アフタースクールのスタッフとして PASSJ に参加させて頂いています。それまで自分の知識不足の不安からなかなか足を運ぶことが出来なかったセミナーにも参加することができました。少しずつではありますが SQL Server に関する理解を深めたいという意識が高まりました。そしてこの度 INETA Japan PASSJ 枠にて Tech ・ ED2005 Yokohama に参加という貴重な機会を与えて頂き、 4 日間参加して参りました。

【 SQL Server 2005 高可用性ソリューション】(深瀬正人さん・笹瀬行弘さん)

実質テクニカルセッションの初日で SQL Server 2005 のセッションでも最初のセッションでした。タイトル及び概要を見て、理解できるか不安でしたが、新機能「データベースミラーリング」「高速自動フェールオーバー」の説明は大変わかりやすいものでした。

この部分は 2 日目の朝の基調講演で実際に 1 台の Server を破壊する大規模パフォーマンスによるデモンストレーションでも紹介があり注目していました。
さらに翌日ハンズオンセミナーにより実際に体験できたこともよかったです。

データベースのバックアップ等は万一の備えはしているものの実運用で障害時が起き復旧するという経験はありません。しかし実際に起こると大変な作業になるのは目に見えています。
特別なハードウェアを用意しなくても高速自動フェールオーバーを実装できるデータミラーはとても魅力的だと感じました。


【 SQL Server 2005 のパフォーマンスチューニング実践方法】(小川貢さん)

 デモを用いて説明する
 理事 小川さん

全般的に SQL Server 2005 に限らずハードウェア構成からパフォーマンスにまつわる内容を幅広く盛り込んで情報提供して頂き、現場サイドとしてはとても嬉しい内容でした。
データベースの構造を理解した上で設計することが重要であり、クラスタ化インデックスや非クラスタ化インデックスの基本構造の詳しい説明がありました。インデックス付きビューによりパフォーマンスが飛躍的に向上したデモは驚きでした。また、いくつかの SQL 文を同時実行してパフォーマンスを比較するやり方は、目からうろこでした。
パフォーマンスチューニングの重要性はいつも感じつつ、現実としては後回しになって、実際パフォーマンスが落ちてきてから慌てるというのが現状でした。小川さんの「大小の規模を問わずテスト段階から行い、実運用後もその通りに行われているのか監視を行うことが重要」という言葉に監視の重要性を感じました。

 

【 SQL Server 2005 におけるデットロックの回避手法】(松本美穂さん)

以前にも松本美穂さんによるロックのお話をアフタースクールで受けたことがありましたが、ロックに関してはとても奥が深く、まだまだ自分として思い込みの部分が多いことがわかりました。
該当レコードを SELECT していなくてもデットロックが起こる例などデモを交えて紹介して頂きました。またテーブルスキャンによる問題点など、先の小川さんのパフォーマンスチューニングと合わせて注意して実装すべき内容の説明がありました。
新機能であるスナップショット分離レベルについて詳しく説明いただき、わかりやすいデモによりリアルに実感できました。スナップショットについては翌日のハンズオンも実際に経験することができてよかったです。
デットロックの回避方法についていくつか紹介して頂く中で、実装することにより逆にボトルネックが発生する場合もある。安易に行うのではなく仕組みをより理解し負荷をシミュレーションすることが重要だということをお話頂き、大変参考になりました。

 

【 SQL Server 2005 における高信頼性、セキュリティの確保】 (熊澤幸生さん)
 セキュリティ強化点をあげる
 理事 熊澤さん

SQL Server 2005 のみならずセキュリティの強化がとても重要視されていますが、苦手な部分の 1つであり、正しく理解していないとシステムが動かなくなってしまうので、自分としての最重要課題だなぁと感じています。
SQL Server 2005 でのログインパスワードのポリシーの強化点や、特に所有者とスキーマー管理の部分は今後も繰り返してさらに理解を深める必要があると感じました。
また暗号化の部分では、現在サポートされているデータ型の説明などもあり参考になりました。

 

【SQL Server 2005 Analysis Services によるリアルタイムデータ分析の実践】
(松本崇博さん)

多次元データベースのキューブの説明からメジャー・ディメンション等まず使用される言葉の説明がありました。また現在の馴染みのあるデータを使用してデモをして頂くなど BI に対するわかりにくさをできるだけ取り除いた丁寧なご説明でした。
分析ストアの構築と利用に関してはハンズオンも用意されていましたので、このハンズオンを受けなかったのは後悔しました。しかし、このセッションでウイザードを使って簡単に実装できる自動構築や、手動での方法などあらゆるデモを見せて頂きましたので、実際に取り組んでみようと思います。また、プロファイラによる監視機能も興味深いものでした。

 

【INETA Japan デスマーチからの脱出〜徹夜からの帰還〜】

日頃の苦労を面白おかしく問題提議されていて、とても楽しいセッションでした。
非常に多くの方が参加されており、コミュニティの重要性も感じました。
実際のコミュニケーションのみならず、仕事で役立つコミュニケーションツールの紹介もあり、大変有意義でした。

【MCP 試験 体験】

今まで資格取得に対しては全く積極性にかけていました。 Tech・Ed では無償で試験が受けられると知り、ほとんど勉強しないでの受験で大変失礼な状態ではありましたが、当日会場にて試験を体験しました。結果は見事不合格でしたが、試験に対しての認識が自分の中で変わりました。今後は合格に向けて頑張りたいと思います。

【感想とお礼】

最後に、このような貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました。
最新技術を前にして理解できるか不安もありましたが、まずは情報に触れ、実際に取り組んでみる事が重要だと思いました。

また、 Tech・ED での最新技術や情報もさることながら、人と人との繋がりの大切さを改めて感じることができました。人との繋がりは私にとってとても大きな収穫であり、コミュニティの存在の大きさや重要性を強く感じました。主催者である Microsoft の方々も対顧客という視点ではなく、よりよい物を作っていく仲間のような認識で「人」や「コミュニティ」を大切にされており、その姿勢がとても気持ちのよい空間を生み出しているのではないかと思いました。

身体を張って惜しみなく技術提供していただいた皆様や関係者皆様、 PASSJ の皆様に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。


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