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    3日間盛りだくさんのセミナー
青井 貴志

私は、Oracle7、8とSybaseをベースに開発し、運用してきました。3ヶ月前にあるユーザーからSQL Serverが大変性能が良くなり、かなりの部分で使えると教えられ、SQL Server 2000を購入しました。それまでは良かったのですが、インストールをし、そのままの状態です。
ですので、SQL Serverの事は、ほとんど分からない状態で、CSK殿主催の「#2261 Microsoft SQL Server 2000によるOLAPの設計と実装」(*1)セミナーに参加してしまいました。
参加の動機は、「SQL Serverのセミナーはどんな感じだろうか」、「実際に触って、使ってみる機会が欲しい」というものでした。そこへPASSJ 事務局からのメールがあったということが重なったためです。

概要
このセミナーは、12月16日から18日の3日間、午前10時から午後5時まで、下記の章立てです。場所は、新宿駅から徒歩10分程度の所にあり、地理的にも大変便利なところでした。食事などにも困らない点が良かったです。

テキストの目次
第一章:データウェアハウジングとOLAPの概要
第二章:分析マネージャの概要
第三章:Analysis Servicesのアーキテクチャ
第四章:ディメンションエディタによるディメンションの作成
第五章:ディメンションの詳細設定
第六章:キューブとメジャー
第七章:ケーススタディ Store Expenseキューブの作成
第八章:ストレージ管理と最適化
第九章:ディメンションとキューブの処理
第十章:パーティションの管理
第十一章:MDXによる計算
第十二章:仮想キューブ
第十三章:OLAPクライアントとしてのEXCELの使用
第十四章:アクション、ドリルスルーおよび書き戻し
第十五章:セキュリティ
第十六章:OLAP環境の展開
第十七章:データマイニングの概要
第十八章:ケーススタディ

テキストは、2冊で厚さ3.5cmと結構なボリューム、講義内容もデータウェアハウジングの基礎的な考え方から始まり、その都度、実習が入るような組み立てでセミナーが続いていきました。テキストは英語を直訳したような単語がポンポンと出てきて、講師の方がその都度説明をし、訂正していくという感じでしたので、改訂されるのを期待します。
付属のCD-ROMは、セミナーで実習した内容がすべて納められていたので、すごく役立ちました。テキスト作成に使った文献や参考書籍などのページがあれば更に良いですね。また、基本的な概念図などがもっと豊富にあればよりわかりやすかったと思いました。

3日間の講義は、毎日終了時間をオーバーしてしまうほどでしたが、講師の鈴木氏はイヤな顔もせず丁寧につき合ってくださり、その都度親切に質問に答えたり、時には黒板を使いながら通常時間の講義の様に教えてくれたのが印象的でした。

講義内容
第一章「データウェアハウジングとOLAPの概要」が、基本中の基本で、この部分を非常に丁寧に説明してもらえました。
講師の方が「このセミナーで最も重要だ」、「RDBと考え方が異なります」、「OLTP DBとOLAP DBとは別の概念です」と言って絵を交え、丁寧に教えてくださったので、この部分だけでもセミナーに参加して良かったと実感できました。 特に講師の方の、データウェアハウスとRDB、OLAP DBの関係の図が素晴らしかったです。

一方、この部分が理解できないと後の章で大変苦労するはめになるのも実感できました。私も1日目は、ついていくのが精一杯で、更にRDBの知識が邪魔をしてくれ、データウェアハウスとRDB、OLAP DBの関係がなかなか整理できませんでした。ここが理解できないと、「第四章:ディメンションエディタによるディメンションの作成」、「第五章:ディメンションの詳細設定」、「第六章:キューブとメジャー」がチン プンカンプンで、後がつらくなるので注意です。

第四章、五章、六章がOLAPの概念を触れている章で、大変重要なところになります。この部分を1日半で進むので、かなり大変なセミナーです。逆を言うとこの部分が分かればこのセミナーは大変意義のあるものになります。他社の製品であろうが同じ考えが使えるので、この後の章はSQL Serverを使い、どう操作し、欲しいデータを得るかという章立てになっています。

個人的には、1つのモデルケースを使い、RDBからOLAP DBを作り上げていく実習テーマがあれば、第一章、第四章、五章、六章が体系的に学べたのにと思います。
講師の方は、コンビニでの商品の購入をよく例に取っていましたが、商品数を限定して問題を作り、RDBのER図からディメンションを作り、データマイニング、ケーススタディに進めれば良かったと思います。更にOLAPを使いこなすには、「第十六章: OLAP環境の展開」の「DTS」を理解する必要があります。 「詳しくは別のコースに参加してください」と講師の方も言っていましたが、理解を深めるために是非参加したいと感じました。

講師の方が、SQL Serverや、OLAP、OLTPなどに非常に知識が広かったのも印象的でした。

最後に、この機会を与えてくださった、CSK教育サービス事業部殿に感謝いたします。ありがとうございました。


(*1)「#2261 Microsoft SQL Server 2000によるOLAPの設計と実装」は短期間で、リーズナブルにコースを受講したいというお客様のニーズにお応えして、標準5日間講座を3日に短縮した講座です。

講座詳細はこちら↓
http://www.cskedu.com/education/Detail/detail.asp?semi_cd=M172



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