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  SQL Server 研修コースに参加して
山縣 庸

12/16・17・18 の3日間、10:00-17:00 という日程で、新宿住友ビル内にある CSK社において掲題の教育コースが実施され受講してきました。
初日の 16日は、体調不良により参加できず、大変失礼なことをしましたが、残りの 2日間精一杯講習を受けました。
担当講師は、鈴木朋夫さんです。大柄で、大変丁寧な口調で説明される方です。
本人曰く、「眠気を誘う声」ということです。 1日遅れの私に対し、大変丁寧にフォローをして下さいました。

本コースの概要
本コース(*1)では、合計 18 章からなる 2 冊のテキスト(Vol.1、Vol.2)を使用します。Vol.2 には、実際に演習で使用するサンプルデータ用の DB が納められた CD-ROM が付属しています。

受講条件は、
・データベースの設計、管理、実装に関する基本概念を理解していること
・Microsoft Windows 2000 の使用経験があること
の 2点です。
本 PASSJ サイトを訪れる皆さんの殆どは、この条件をクリアするのではないでしょうか?
OLAP に興味がある方は、是非、受講されては如何でしょう。

さて、本コースの内容ですが、「テキストによる学習」と「演習による実習」をほぼ交互に行ないます。 データウェアハウジングと OLAP に関する基本概念から始まり、ディメンジョン、キューブ、メジャーなど、OLAP において重要な事柄を学習・演習します。
演習では、Microsoft SQL Server 2000 付属の「分析サーバ」を使用します。
演習にあたっては、既に OLTP DB から DWH として要約されたサンプルデータが納められた DB を使用します。
普段皆さんが利用されている DB は、OLTP 用の DB であり、データスキーマもそれ用に設計されています。
OLAP では、この DB を直接利用することはしません(できません)。
分析用に OLTP のデータを要約し DWH としてデータを再構成した後、OLAP DB とする必要があります。
OLTP DB は、あくまで OLAP 用のデータソースであり、分析用の OLAP DB とはなり得ません。
ですから、受講条件にもあるように、一般的な DBに関するスキルとしては「基本概念」を理解していれば良いのではないでしょうか。

私は、初日を休んでしまいましたが、この辺の概要については、ある程度理解していましたし、鈴木講師のフォローもあったので、大きな躓きとはなりませんでした。

2日目・3日目は、演習の時間が多くなりました。それに伴い、はじめは、1題 10-20 分だった演習問題が、後半は 30分ものも混じり、より内容の濃いものとなっていきました。

また、本コースでは、一部の章を省略していますが、個人でも学習できるので大きなデメリットとはならないと感じました。

Analisys Services と分析サーバについて
・Analisys Services:
→ Analisys Services は、Microsoft SQL Server 2000 に付属する OLAP 及びデータマイニング製品です。
Microsoft データウェアハウジングの中では、以下のような位置付けになります。

この Analisys Services は、SQL Server 2000 に同梱されていますので、殆どの場合、この SQL Server 2000 をデータソース DB として利用することが多いと思いますが、必ずしもそうしなくてはいけないわけではありません。
この点は、Analisys Services を理解し分析サーバを利用する上で重要です。
Analisys Services は、ODBC/OLE DB 準拠のリレーショナルデータソースと連携して使用することが可能です。
以下は、その一例です。
- SQL Server 6.5 以降
- Miscrosoft Access 97 以降
- Oracle バージョン 7.3 および 8.0

・分析サーバ:
→ Analisys Sservices の核のとなるコンポーネントです。
OLAP エンジンとデータマイニング・エンジンを備えており、MMC 上で動作する「分析マネージャ」を通して利用します。
また、分析サーバは、OLE DB プロバイダであると同時に、OLE DB for OLAP プロバイダでもあります。
分析サーバは幾つかのストレージオプションがありますが、それらの内、キューブストレージモードは、OLAP キューブの設計に際し、クエリパフォーマンスの最適化のために重要です。
分析サーバがサポートする OLAP ストレージモードは以下のとおりです。
- MOLAP:マルチディメンジョン OLAP
- ROLAP:リレーショナル OLAP
- HOLAP:ハイブリッド OLAP
また、他のストレージオプションとしては、パーティショニングや仮想キューブがあります。

・PTS(PivotTableサービス):
→ PTS は、Anaisys Services のクライアントコンポーネントです。
分析サーバ用に設計されたデスクトップ OLAP コンポーネントであり、クライアントアプリケーションはすべて、PTS を介して分析サーバとやり取りをする必要があります。
PTSは、Microsoft Office 2000 コンポーネントとして出荷されますが、PTS 自体には UI がないので、Excel 2000 やサードパーティアプリケーションなどと透過的に対話をし処理を実施します。
Excel 2000 は、Microsoft が独自に開発した OLAP クライアントとなります。
通常、分析マネージャのブラウザを使用してキューブデータを表示する場合、分析マネージャはこの PTS と通信をしてデータを表示しますが、PTS を使用することによる利点は、分析サーバに常駐するキューブだけでなく、Excel 2000 で作成されたローカルキューブにもアクセスできることです。
これは、大変有意義な内容です。
Excel で PivotTable を使用したことがある方も多いと思われますので、皆さんも利用しやすいのではないでしょうか。
また、Office 2000 には、ActiveX による Web PTS もありますので、Webページからも OLAP データへアクセスすることが可能となります。

感想
講習を受けて感じたこと、思ったことがあります。

・通常の OLTP DB を設計する際も、データスキーマに関しては、慎重に検討するかと思いますが、OLAP でも同様で、DWH としてのデータスキーマをどのように設計する十分に検討する必要があると思いました。
・しかしながら、どんなに十分に検討され設計された DWH の「データソース」でさえ、分析者の OLAP の利用次第でどのような「情報」にも化け得ると感じました。
結局のところ、出力された「情報」が役立つかどうかは、分析者次第であると言うことだと思います。


最後に
まず、初日、出席できず十分なレポートが出来なかったこと、お詫びいたします。
しかしながら、本教育コースへの参加は大変有意義であり、今後のシステム設計・構築・運用において大変役立つものとなりました。
本教育コースを実施し講習を受ける機会を与えてくださった CSK社に対しお礼を申し上げます。
ありがとうございました。



(*1)「#2261 Microsoft SQL Server 2000によるOLAPの設計と実装」は短期間で、リーズナブルにコースを受講したいというお客様のニーズにお応えして、標準5日間講座を3日に短縮した講座です。

講座詳細はこちら↓
http://www.cskedu.com/education/Detail/detail.asp?semi_cd=M172



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