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     自分の知識を再確認する

有限会社シンク情報システム
高山 尚文

現在の私の仕事は、業務分析からデータモデルの設計までが中心です。扱うデータベースは、SQL Serverのような汎用の RDB から、RedBrickのようなデータウェアハウス用のデータベースまで様々ですが、モデリングという観点から見た場合、多くの共通点があります。

今回 MCA 試験を受けるきっかけになったのが、試験内容でした。MCAデータベース分野では、SQL Server に特化したものだけでなく、RDB 設計における基本項目に関する範囲が多く含まれているため、自分の知識の再確認を兼ねて受験しました。

データモデリングを専門に行っている方は、SQL Server 2000 特有のアーキテクチャを学習する必要があると思います。RDBに関する一般論から、SQL Server 2000 のアーキテクチャに関する部分まで取り組むことをおすすめします。

アーキテクチャでは、SQL Server 2000 のインストールに関わる基本設定(インスタンス、ネットワークサポートなども)に重点を置いて学習した方がよいでしょう。ですが、サーバーの管理やインストール経験者にとっては、MCP 試験のように、マニュアルを隅々まで読み直すほどの知識は必要ないように思います。SQL 文による出題に対しては、基本的なSQL(サブクエリや結合を含む)の発行経験があれば、解答できると思います。ただし、普段からACCESSのクエリデザイナで半自動的にSQL文を生成している方は要注意です。また、方法論としてIDEF1X記法を使っている方は、一度バックマン記法を見直した方がいいと思います。

開発レベルで RDB を使っている方は、RDB の一般論を一読しておく必要があります。コーディングの現場では、データモデルができあがった状態で開発に入ることが一般的だと思いますが、データモデリングの現場を経験していない方や、データモデル設計をExcelやWordなどのワープロベースで設計をされている方(そんな人いるの?とお思いでしょうが、意外と多いんですよ)にとっては、ERDの基本事項やモデリング時の正規化、主キー/外部キーなどの基本的な単語や目的、手法などに関する知識が盲点ではないかと思います。

私自身、普段DB設計時には、データモデルの正規化や正規化崩しを経験的に行っています。ですが、改めて第1正規化から第3正規化までの説明や、集合演算の説明を求められた場合に即答できない方は、私を含め案外多いと思いますが、いかがですか?

SQL Server 固有の設問に対しては、バックアッププランなどの運用やクラスタリング、OLAPに関する部分など、知識レベルで構いませんので、言葉の意味を理解しておきましょう。WebコンピューティングでのXML技術や、フェールセーフのためのいくつかの技術やレプリケーション手法は、机上ではわかっていても、いざ構築という場合は、マニュアルにかじりつきながら何度も試行錯誤をしなければなりません。そう考えると、このあたりは軽く流していいかもしれません(保証はできませんよ)。

RDBの一般論やデータモデルについては、ER図ぐらいは走り書きできるようにしておいた方がいいと思います。単語や日本語の言い回しがわかりにくい場合や、1つの設問に対する文章が長くなる場合、ER図をメモ書きしなければ設問の前提条件自身を理解できない可能性もあります。この作業には時間がかかりますので、対策をしておいた方がよいでしょう。

試験内容は、RDBに関する基本事項や、モデリングに関する手法などが出題範囲として含まれているため、データベースを利用してシステムを構築されている方には、力試しと知識の再確認をするために、受験する価値は十分あると思います。

追伸:ベータ試験は、制限時間の割に問題数が多いですね。結構疲れますよ。



注):ここに掲載する内容は、MCAのトレーニングおよび出題範囲を基に、今後MCAを受験される方のための学習の指針、学習方法、およびMCAプログラムについての感想を述べたものであり、MCA試験の内容を示すものではありません。


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