| 前日まで、台風で熱海峠が越せるか心配していましたが、当日はきれいな夏空、日頃の自分の行いに自信が持てそうな陽気で、気持ちよくわずか30分ほどのドライブ。合宿は土曜日の午後に2セッション、日曜日の午前に1セッション、計3セッションの予定となっていました。
First Session「SQL Server の日本語処理」
講師:河端善博氏
最初のセッションです。
正直愕然とする内容でした。特にCOLATEの設定如何では期待した検索あるいはソート結果が得られません。
今まで複雑な日本語の処理をSQL Serverで行ってこなかったので、ほとんど気になっていませんでしたが、このセッションの内容を理解していないと、プロジェクトによっては、原因が見つけられないクリティカルな不具合を抱え込むことになりかねず、大変注意が必要だと考えます。
また、このような日本語処理がSQL Serverだけではなく、WindowsのNLSでも同様であることがわかり、これはかなり痛手です。当社の場合、プラットフォームとして機能するソフトウェアは海外で作られたもののリソースを日本語化して使用するのですが、基本的に日本語化の対象となるアプリケーションはNLSの機能を使ってI18Nを実現しているため、単純にリソース翻訳とその確認ですむと思っていたプロジェクトでも、文字列処理中心にテスト項目を追加するなどテスト計画の見直しが必要になりそうです。
私の経験からも西洋人に日本語、あるいは日本国内の決まり事について説明するのは大変難しい。こういった彼らが意識できない不具合(彼らにとってこのような日本語の処理は、認識とか理解という前に意識できないのです。)は、我々日本語を使う側が地道に間違いを指摘して(そしてそれが商売になると言うことを指摘して)いかないと改善されない問題だと思います。
そして、今回のSQL Serverのようなパッケージ製品の場合には、セッション講師の河端氏のようにコミュニティの中で不具合点や改善点をあげて、リクエストを上げていくことが大事だと思います。
Secound Session「SQL Server 2005 の機能概要」
講師:笹瀬行弘氏
久々のメジャーバージョンアップとなるYukonの概要説明です。
特に、新たに機能に加わったミラーリング、CLR上で動作するストアドプロシージャ、DTSについてはデモを交えた説明となりました。
CLRベースのストアドプロシージャですが、アセンブリがSQLサーバに格納されたりですとか、CLR上で動作するストアドプロシージャがADO.NETから呼び出されるのは、慣れていないせいもあり奇妙思えました。また、SQLCLRで動作するアセンブリはスレッドが使えない、アンマネージドコードが呼べない、UIが使えない(これは当たり前)と制限があります。スレッドが使えないのは痛いケースがあるかもしれません。
そして、
DTSですが、これは実際にやって見てくださいと言う他ないのですが、実行確認画面かっこいいです。今のものより遙かにDTSの進行を視覚的とらえやすくなっていますので、非常に扱いやすそうに見えます。早くリリースされることを期待します。
Third Session 「Reporting Services 応用編」
講師:松本崇博氏
最後のセッションです。
今まで、アプリケーションにおいてレポーティングといえば迷わずExcelと言うことが多かったのですが、このセッションにより違う選択肢ができと考えました。
まずレポートの表現力は市販のレポーティングソリューションとほぼ同等だと思います。ただし、基本的に印刷はあまり真剣に考えられていないようなので、紙ベースでのレイアウト力についてはよくわかりませんでした。
レポートの作成も基本的にGUIベースで進められ、コーディングの必要がないのも他のレポーティングソリューションと大体同じです。
このレポーティングサービスにおいて、一番特徴的で、他社をつきなはしている機能としては、、レポーティングサービスの機能がほとんどXML Web Service化されていると言うことでしょう。これにより非常に簡単に自分の作ったアプリケーションにこのレポーティングサービスをインテグレートとすることが可能になります。
全体的にライバルをよく研究してこなれた作りになっていると思います。講師の松本さんの説明も上手なので、本当に簡単に使えそうに思えました。
また何よりいいのはSQLサーバーのライセンスがあれば追加ライセンスが必要ないという点でしょう。
Session?「夜の部」
学生時代の合宿といえば、夜は疲れ果てて死んだように眠るものと相場は決まっていましたが、さすがPASSJの合宿は違います。
マイクロソフトの笹瀬さんは布団の上でデモを始めてしまい、そのまま質疑応答になってしまうは、次の日のセッションの準備をし続ける松本さん、専門用語を挟めつつ不思議な雰囲気で卓を囲む方たち、梅園に蛍を見に行くはずが別のものを見てしまった方たちなど、いろいろ朝方まで続くのでした。
しかしながらこうした雰囲気の中で、多くのエンジニアの方々と交流を深めていき、愚痴を聞いてもらい、知らない世界を垣間見えるのも、PASSJ合宿の大変よいところだと思いますので、まだ参加されたことがない皆さんもおそれずに参加してみてはどうでしょうか。私は今回が初めてでしたが、何も怖いことはありませんよ。特に私のように地方で悶々とされておられる方は、そうした気分をはらす大変よい機会です。ぜひぜひ参加しましょう!
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