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SQL Server入門セミナー 2002/8/27(火)開催

<参加者レポート>

SQL Server入門セミナー参加レポート

レポーター:田口 一博

渋谷のマークシティで行われたSQL Server入門セミナーに参加しました。今回から会場がマイクロソフトのセミナールームに変わり、渋谷マークシティの渋谷ルネッサンスセンターとなり、今までの倍以上の200名まで参加可能になったそうです。この説明を聞くまで、今回のセミナーはそれまでのセミナーに比べて、申込み終了になるのが遅かったため、人気がないセミナーなのかと思っていました…。ただ、セミナー開始時刻にはこのキャパを持つ会場でも満席状態でした。

セミナーは2部構成で、「アプリケーション開発入門編」と「壊れてからでは遅すぎる!データベースのバックアップとその復旧作業入門」となっていました。テーマ毎に内容をレポートします。

●「アプリケーション開発入門編」
講師:株式会社CRCソリューションズ小川 貢氏

講義の流れとしては、「SQL」「ADO」「ストアドプロシージャ」と基本的な項目の後に「実践的なSQL」の説明がありました。

SQLやADOを全く触ったことのない人を考慮して、テーブルの作成やデータの問い合わせ(「CREATE TABLE 〜」や「SELECT 〜」)など、基礎となるSQL命令の説明がありました。ADOで使われるオブジェクトの説明の後に、VBでADOを使ったサンプルプログラムの紹介があり、SQL Serverへ問い合わせをするデモを行いました。デモのソースサンプルを資料として配布し問題点を参加者に質問するなど、一方的な説明ではなかく、良いと思いました。

基本的な項目の後に行われた実践的なSQLの説明では、「動的なSQL」「サブクエリ」「カーソル」などを使用した、実際の現場でよく使われるSQLについて説明がありました。この実践的なSQLを使う際に、ほとんどの人が調べたり、聞いたりすることになるのではないかと思われる「動的SQLでSQL文を生成する際、Unicode(NVARCHAR型)を使用する。」「カーソルは遅いので使用しない。」などの注意点を上げ、その理由や、「自己結合」などで回避できるケースなどを紹介していました。

カーソルについてはセミナー終了後に小川氏に質問させて頂き、その後のメーリングリストで小川氏が速度の検証を行っています。私も実験しましたが、場合によってはかなり速度の差がありました。

入門編ということもあり小川氏が基礎部分へ重点を置いたためだと思いますが、後半部分に関しては駆け足での説明になったのが個人的には残念でした。ただ、ストアドプロシージャの名前やSQL文の書き方などでパフォーマンスに影響が出る理由や、実践的なSQLでの事例など、これからSQL Serverを使われる人には、基本的なことながら実践で役立つことが聞けて良かったのではないかと思います。

●「壊れてからでは遅すぎる!データベースのバックアップとその復旧作業入門」
講師:株式会社日本技術ソフト開発 堀川 明氏

まず最初に「トランザクションログ」についてや「Access2000」との違いなど、SQL Server 2000のバックアップを説明する際に必要な、基本的な項目を時間をかけて説明し、「SQL Server 7の重要な問題」「トランザクションログ機能」「データベース・トランザクションのバックアップ」「バックアップ計画」「データベースの復元」という流れで説明がありました。

基本的な項目の説明後、いきなり衝撃的な内容でした。「SQL Server 7の重要な問題」というテーマで、プライマリデータファイル(mdfファイル)が破損したときにログのバックアップが実行不能という問題点を説明。MSDE/SQL7では仕様上の問題点のため、サービスパック・パッチなどでは改善されないと説明がありました。このような重要な仕様を見落としていたことにショックを覚えました。

トランザクションログについて講義の最初に時間をかけて説明があったため、「復旧モデル」の違いによるトランザクションログの扱いの違いなど、「トランザクション機能」については簡単に理解することができました。完全・差分・ログのバックアップを組み合わせたバックアップ計画も、図を用いて説明するなど大変わかりやすかったです。データの復元でも図を用いていたため、どの時点まで復旧できるかが簡単に理解できました。また、概念的なことだけでなく、データが壊れた直後に行うコマンドなど細かいレベルまで説明がありました。

最後に。私は、業務で普通にSQL Serverを使って開発・運用を行っており、SQL Serverを使ったシステム構築が増え、後輩や他部署の方々などへ説明する機会も多くなって来ていました。ただ、独学で学んだこともあり、上手く説明できていなかったため、今回のセミナーは、第三者へSQL Serverの基礎を説明する手順や、自分に対する基礎の再確認になったと思います。

講師の小川氏、堀川氏ならびに今回のセミナーの関係者にお礼を申し上げます。

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