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Analysis Services で実現する
ユーザーのための BI システム構築入門
2003/4/16(水)開催

BI の方向性を示すセミナー

レポーター: 上野 政之

 2003年4月16日に開催されたセミナー「Analysis Services で実現するユーザーのための BI システム構築入門」を聴講いたしました。最初に私がこのセミナーに参加しようと思った動機を書き、そのあと感想などまとめてみようと思っています。

 私は現在、Mamezou.NETというオンライントレーニングの運営にかかわっています。このオンライントレーニングでは修了試験を実施しており、合格者を修了者としています。チーム内で修了試験受験者の傾向を分析し、今後のコンテンツや修了問題改訂を行うためにOLAPによる分析を試みたのです。分析そのものは私ではなくチームのBIに詳しい人がやったのですが、私にとっては結構インパクトのあるものでした。え、こんなことがわかるの、という感じです。もしかしたらもっとBIについて知ることが出来るかも、これが動機です。ここでの分析の結果やセミナー受講後に行った対策については後述することにします。

 参加者は30人程度で会場の席はほぼ満席といった感じでした。このセミナー自体2度目の開催だったのですが、リピータも結構いらっしゃいました。同じ内容を2回受講する、という人が多かったのには少し驚いたのですが、セミナーが始まると2度受ける方がいる理由がわかりました。多分私も、再度開催されるとして時間がとれれば参加すると思います。現役の経営コンサルタントが講師であり、業務で日頃から活用しているとあって説明の重みが違います。一つ一つのトピックがただ情報を渡すだけではなくアドバイスになっている、という表現がしっくりときます。
 例えばディメンションを考える際に5W1Hが基本であること、分析は「何がしたいのか」ということが最初に必要であることなどこのような形で文章に書いたり、セミナーが終わって考えてみたりすると全く当然のことなのですが、当然のことだからこそ見落としがちなことを改めて気づかせてくれました。

 あと、日付とDistinctCountがポイントである、ということを話されていたのですが、当日はそのポイントが消化不良だったのです。日付のこととは、日本の商慣行で年度は4月または10月から始まり、必ずしも月末締めではなく20日締めになる場合が多い。しかしこれは製品が開発された米国とは異なるため具合がよくない、ということです。
先日時間が取れたので、FoodMartサンプルを使って、やってみたところ、うまくやることができました。講師にとっては経験から工夫されたことだったようなのですが、このようなテクニックについても惜しみなく提供していらっしゃいました。

 2時間のセミナーだったのですが、セミナー終了後、正直言ってとても疲れました。それは非常に情報量の多い有意義なセミナーであり真剣に聞こうとしたことによるものです。このセミナーはBIとはなんだろう、というセミナーではないと思いますが、BIを使うことで何が出来るのだろう、と思っている人にはよい方向性を与えてくれると思います。無理をしてでも参加する価値があると思います。
 是非、また開催して欲しいです。

 さて、最後にMamezou.NETの修了試験に関する分析について簡単に触れて終わりにします。
 分析を行うことで、まず修了問題に関する改訂の糸口が見えてきたのです。分析によって正解率の悪い問題がわかったので、その正解率の悪い問題と選択肢を読み返してみて、問題の意図が正しく伝わる適切な問題と選択肢であるのか、曖昧さはないかと見直しを行い、修了試験の問題文と選択肢の改訂を行いました。このレポートのストーリ的には「この分析による改訂でもっとよくなった(はずの)修了問題が提供でき、受講者の理解がより深まった」、と言いたいところなのですが、その結論を導く修了試験合格者の増加はまだこれからのようです。
 分析の効果があるかどうかはわからないのです、生のデータを見ているだけではわからないことに気づく、気づくような視点でデータを見ることが出来るようになる、これがBIの意義であろうと考えております。


【PASSJ Meeting】
Analysis Services で実現するユーザーのための BI システム構築入門 概要

 

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