トップページへ PASSJ ブログへ
トップページへ
分科会
特集!
コミュニケーション
資格
セミナー・コンファレンス
インフォメーション

システム管理セミナー 第 1 回 2002/3/26(火)開催

<参加者レポート>

SQL Serverの物理的な構造を理解する重要性を痛感

レポーター:杉下 弘司


"当たり前"の知識が足りなかった自分


日常業務の中でSQL Serverを使ってはいるものの、SQL Serverのこれまでの変遷や、アーキテクチャについて詳しく知る機会が正直言ってあまりなかったので、今回のセミナー(アスキーNT 熊澤 幸生氏によるシステム管理セミナー、『SQL Server 2000アーキテクチャとシステム管理』のセッション)はとてもためになった気がしている。聴きながらずっと感じていたのは、「バックグラウンドに関してもちゃんと知っていないと、その製品を十分に使いこなすことはできない」という思いだった。結局のところ、その"当たり前のこと"がこれまでの自分にはなかったのだと深く認識する良いきっかけになったと思っている。

セッションの中でとくに印象に残ったのは、熊澤氏の「SQL Serverを使った業務に携わる以上、物理的な構造をよく理解した上で作業に取り掛からないと、設計、実装などのステップを経て運用段階に入ったときに生じる問題に対処できない」という趣旨の言葉であった。これまでも、DBシステムの構築〜運用までにどのようなフェーズがあるかとか、それぞれのフェーズでどのような注意点・留意点などがあるかについては市販の書籍やWebの各種情報等を通じて、また業務上で遭遇するいろいろな状況を通して知っているつもりであったが、所詮それらの多くは机上の論理に過ぎなかったのだと、上記の熊澤氏の言葉を聞いて思ったからだ。設計思想や全体の構造に対する包括的かつ厳密な知識をベースにした実践経験からくるさまざまな指摘やアドバイスは「やはり、違うな」というふうに感じた。

SQL Server 2000のアーキテクチャや新機能についてていねいに解説

熊澤氏のセッションの前半部分では、SQL Server 2000のアーキテクチャやリレーショナルエンジンのコンポーネント、ストレージエンジンのコンポーネントに関する解説にわりと時間が割かれていて、特に興味深く聴かせていただいた。さきほどの繰り返しになるが、「このような物理的構造を知らないで作業をしている人が意外と多い」という話を聞きながら、「それ、自分だなぁ」とちょっと溜息が出るような思いだった。ただ、「製品の操作レベルでああだこうだとやるまえに、構造を知れ、構造を!」という、技術者への注文とも要望とも思える、熊澤氏の強い思いの表れだったのではと感じ、「なるほど」と合点がいった。そのように感じたのはたぶん私だけでなく、セッションに出席したほかの人たちも、メモを取りながら熱心に聞いているようだった。

そのあと、SQL Server 2000の新ツールや、DBシステムの設計・実装、運用段階での留意事項などの説明があったが、知識としてのそれら事項についてはおおまかなところは既知のことだったので、自分として特に目新しさはなかったが、それら一連の説明をとおして提示のあったポイントは重要なことだと思ったので、次に挙げておきたい。

・ 管理の容易性は設計段階で決まる
・ 費用対効果分析による設計を心がける
・ 分散環境での自動化運用を考慮
・ 定期的な性能監視と最適化をする

といったわけで、上記のポイントをしっかりと実現していくうえでも、全体を俯瞰できる視点を常に持っていることが重要なのだと、強く感じたセミナーであった。

最後に、SQL Server 2000の真の実力を引き出せるような技術者になるべく、これを契機にしてもっと質の高い仕事をしていけるようにしたい、と思わせる良いセミナーだった。

PASSJメールニュース 著作権ついて プライバシーポリシー リンクポリシー お問い合わせ
(C) 2005 Professional Association for SQL Server Japan. All rights reserved.