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  開発の現場を語ろう! 2003/1/22(水)開催

<参加者レポート>

「潜入! PASSJ 『開発の現場を語ろう!』 セミナー」

レポーター:グレープシティ株式会社 アドバイザリースタッフ
こだか かおる

 

こんにちは。こだか かおるです。今回、PASSJ 主催の「開発の現場を語ろう!」セミナーに参加してきました。どんな内容だったのか、会場の雰囲気などをレポートします。

セミナーの会場はそれほど広くないものの、ほぼ満員という盛況で、参加された皆さんの熱気であふれ返っていました。今回のセミナーは XP(eXtreme Programing)という内容なので、若い開発者が多いのかと思っていましたが、 意外とお年を召された方もいらっしゃるようです。多くの開発者にとって、XP に対する興味が高いことをうかがわせます。

PASSJ 会長である河端さんの開催の言葉に続いて、小井土さんのセミナーが始まりました。「XP とは何か?」から始まり、XP が利用される背景、XP の実践項目(プラクティス)など、わかりやすい説明が続きます。興味深かったのは、「すべての開発で XP を行うべきではないこと」や XP の問題点が示されたことです。新しい手法が出ると、ついつい「銀の弾丸」を期待してしまいますが、最初の段階から「そうではないんだよ、XP ではできないこともあるんだよ」と言ってもらえると、非常に好感が持てます。

30 分ほど XP の説明があった後、実際のデモです。XP のプラクティス、「ペアプログラミング」と「テストファースト」を、小井土さんと福井さんが実演してくれました。会場からも「そこにタイプミスが」とか「戻り値を指定しないと」などなど、どんどん突っ込みが入ります。ペアプログラミングどころか大人数プログラミングですが、どんどんコードが修正されていき、面白いことこの上ありません。さらに、いくつかのコツを紹介してくれました。「テストを残したままにしておいて、後で回帰テストをできるようにする」「テストを使ってバグの洗い出しをする」などなど。書籍などで「テストファーストとはこういうものだ」と頭では理解していても、なかなか実感はつかめないものです。今回、実際にデモを見ることで、ペアプログラミング、テストファーストとはこうやるものだと理解できたような気がします。

この後、もう少し複雑なコードのテスト方法や、データベース絡みのテスト手法などの説明がありました。データベース周りは、ユニットテストでもテストがしにくいところということになっています。とはいっても、まったくテストが出来ないわけではなく、やりようによってはテストができるそうです。そのためのデータベーステスト用のフレームワークもいずれ公開される(?)とのことですので、ぜひ試してみたいと思います。

休憩を挟んで、パネルディスカッションです。司会は PASSJ の小川貢さん、ディスカッションに参加するパネラーは、次の方たちです。先ほど XP の紹介をしてくれた小井土さんと福井さん、PASSJ から河端さんと小川保さん、なぜかわたしも参加することになりました。

パネルディスカッションでは、いろいろな話題が議論されていきます。「データベースの NULL 値はどう扱えばいいのか」「J2EE と .NET、どちらが勝つか」「COBOL(COBOLer)の将来はどうなのか?」「ASP と ASP.NET、どちらを使えばいいのか」などなど。なかでも興味深かったのは、「XP での見積り」でしょうか。ウォーターフォール型と異なり、最初に工数を見積もることが難しい XP では、まだこれといった標準的な方法はないそうです。みなさん、いろいろと試行錯誤されているところで、「カード(タスクを記入する)を一枚いくらでお客さんに買ってもらう」なんていう方法があることも紹介してくれました。

その後は、おいしいワインを飲みながらの新年会です。やっぱり、セミナーやパネルディスカッションのときよりも、こういったアンオフィシャルな場の方が盛り上がります。Microsoft の人たちも途中参加したりして、ちょっと公にはしにくい「あんな話」や「こんな話」で盛り上がりました。

セミナーに参加した感想ですが、ひとことで言えば「時間が少なすぎる!」です。XP のセミナーもパネルディスカッションもあっという間に時間が過ぎてしまい、「もっといろいろ質問すればよかった」と、ちょっと残念に思いました。あとは、参加されたみなさんが、ちょっとおとなしかったかも。みなさん、新年会に備えてパワーを貯めていたのでしょうか。せっかくの機会ですから、恥ずかしがらずにどんどん発言しましょう。なお、新年会でちょっと小耳に挟んだところによると、この後も PASSJ ではいろいろと面白いことを計画しているようです。かなーり面白そうですので、ぜひぜひ、みなさんも今後の PASSJ 企画に参加してみてください。

 

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