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開発者必見! 覚えておきたいSQL Serverの便利機能
文=堀 真人(株式会社システムインテグレータ)
第2回
SQL クエリアナライザ Part 2
前回のSQL実行機能に引き続き、今回も知らないとソンするSQL クエリアナライザの便利機能を、ダイジェストで紹介します。直感的な捜査感覚や編集の手軽さを、ぜひ体験してみてください!
Tips 1

ストアドプロシージャのデバッグ実行機能


OracleではPL/SQLでストアドプロシージャを作りますが、SQL ServerではTransact-SQLという言語を使います。Transact-SQLはPL/SQLに構造も似ており、クエリアナライザの強力なデバッグ実行機能を駆使すれば開発効率が確実に高まるでしょう。

デバッグ実行を開始するには、クエリアナライザのオブジェクトツリーからデバッグしたいプロシージャを選択して、右クリックメニューから[デバッグ]を選択します。デバッグ実行画面では、ソースプログラムを画面に出し、変数の値を目で確認しながら、一行づつステップ実行してゆくことができます。

■ デバッグ実行画面
(図)デバッグ実行画面


[F10]キー(ステップ実行)を押すとプロシージャが一行づつ実行され、変数ペインでは変数が刻々と移り変わってゆく様子が表示されます。この変数はいつでも書き換えられるので、わざと不正値に書き換えてエラー処理をチェックすることもできます。

大きなアプリケーションになると、その中でさらにストアドプロシージャを呼び出すこともあります。階層的にプロシージャを呼び出してゆくと、その呼び出し履歴が画面に追加されていきます。

ステップ実行中は「自動ロールバック」の機能が有効になっていますから、テスト実行の結果はDBに反映されません。実際にDBに反映された結果をチェックしたいときには、自動ロールバックをOFFにしてやると、DBに値がセットされます。



Tips 2

テーブルの直接編集機能


テーブルを右クリックして、[開く]を選択すれば、クエリアナライザから、Accessのようなテーブル編集画面を開くことができます。

■ テーブル編集画面を開く
(図)テーブル編集画面を開く


編集画面では、セルに直接値を入れてテーブルを書き変えることができます。ちょっとした書き換えは、この画面で行うと効率的です。

■ テーブル編集画面でのデータ書き換え
(図)テーブル編集画面でのデータ書き換え


Tips 3

オブジェクト検索機能


「確か、“販売”で始まるテーブルがあって、それが……」
このような曖昧な記憶を頼りにした探し物で、皆さん、結構な時間を使っていませんか? SQL Serverでこの手の探し物をするときには、クエリアナライザの強力なオブジェクト検索機能を使います。クエリアナライザの起動中に[F4]キーを押すとオブジェクト検索ウィンドウが表示され、テーブル、列、プロシージャを含む全オブジェクトから検索ができます。

■ オブジェクト検索ウィンドウ
(図)オブジェクト検索ウィンドウ


このオブジェクト検索ウィンドウでは検索条件を細かく設定できるだけに、初心者には少々難しく見えるかもしれません。そこで検索機能を使いこなすコツをお教えしましょう。

1. ワイルドカード(*)を使う
検索キーワードは、デフォルトでは完全一致で検索されます。ですから「商品分類コード」を検索するには「商品」といれてもダメで、「商品*」というワイルドカードを入力してやります。

2. 全オブジェクトを検索する
標準では検索対象が[ユーザーテーブル]のみになっています。このままでは列名やプロシージャが検索されないので、[全オブジェクトの種類]をチェックします。

3. 検索結果を右クリックするとそのまま編集できる
検索結果として出てきたテーブル名を右クリックすれば、上で紹介した[開く]コマンドによる直接編集ができますし、ストアドプロシージャであれば[デバッグ]コマンドによるステップ実行ができます。

■ 検索結果から直接実行
(図)検索結果から直接実行


1、2、3ともに、SQL Serverを実際に使っていても、気づかない人はなかなか気づかない機能なので、これを読んだ皆さんはすでに一歩リードしていると言えるでしょう!




・ 第1回 SQL クエリアナライザのクエリ実行機能
・ 第2回 SQL クエリアナライザ Part 2
・ 第3回 開発者のための、日常的バックアップの小ワザ
・ 第4回 SQL Server 転ばぬ先の杖!
・ 第5回 エラーをやっつけろ!
・ 第6回 SQL構文の違いを押さえる!
・ 第7回 Transact-SQLをマスターしよう!
・ 第8回 パフォーマンス監視ノウハウ


著者プロフィール
堀 真人(HORI, Masato)
株式会社システムインテグレータ
http://www.sint.co.jp/


新横浜で2年半Oracleを使い、埼玉に飛んでからはSQLServerと戦う毎日を送る“DBバイリンガル”な27歳。
ITとは、「アイデアを支えるテクノロジー」と心得る。
趣味はレゲエとSQL Server。愛読書はレゲエ専門誌「Riddim」とデータベース専門誌「DBマガジン」。

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