Oracle Serverの場合、デフォルトでは1つのインスタンスに対して1つのデータベースを対応付けます。RAC(Real Application Clusters)環境では、複数のインスタンスに対して1つのデータベースを対応付けます。一方、SQL Serverの場合は、1つのインスタンスに対して複数のデータベースが対応付けられます。
SQL Serverのインスタンスには「既定のインスタンス」と「名前付きインスタンス」の2種類があります。
SQL Serverのデータベースは、「システムデータベース」と「ユーザーデータベース」の2つに分類できます。SQL Serverのインスタンスには、システムデータベース内の4つのデータベースが必須となります。 ユーザーデータベースには、社員情報や売上情報などのユーザーデータが格納されます。データベースは、たとえば業務ごとに作成するとよいでしょう。データベースを分けることにより、復旧モデルや自動圧縮などのデータベースオプションを分けることができます。
Oracleのデータベースは、データファイル、制御ファイル、REDOログファイルの3種類のファイルで構成されますが、SQL Serverの1つ1つのデータベースは、データファイルとトランザクションログファイルで構成されます。Oracleの制御ファイルに相当するのは、システムデータベースやシステムテーブルです。 データファイルには、テーブルやインデックスなどのデータベースオブジェクトを格納します。このうち、データベース内のほかのファイルを指し示すのがプライマリデータファイルで、各データベースで必須となります。 トランザクションログファイルには、データベースで実行された変更が記録されており、障害からの復旧時に利用されます。各データベースに1つ以上必要です。